日本全国の染織り産地のまとめ24種類

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日本の土地柄、南から、東北地方へ広まり、山形まで伝統技術が残っています。

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紅花染め(読み:べにばなぞめ)

山形県の県の花は「紅花(ベニバナ)」です。この紅花を使用した染めの技法です。紅花染めは、色あざやかな花が生み出す、優しい色に染められた織物です。

置賜紬(読み:おきたまつむぎ)

江戸時代中期の大名、で出羽国米沢藩9代藩主の、上杉鷹山公の奨励により発展しました。山形県南部の置賜地方で生産される織物の総称です。古くから受け継がれた技術や技法は、白鷹(しらたか)地区、長井地区などの地区別でも異なります。

結城紬(読み:ゆうきつむぎ)

結城紬は、日本最古の歴史を有する絹織物です。「手紡ぎ・絣くくり(かすりくくり)・地機織」の三工程が重要無形文化財に指定されています。製作工程は、世界に誇る日本の技としてユネスコ無形文化遺産に登録されています。

信州紬(読み:しんしゅうつむぎ)

信州紬は、長野県で生産されています。「飯田紬」「松本紬」「上田紬」「伊那紬」「山繭紬(やままゆつむぎ)」などの総称です。自生植物による草木染めによる先染め織物です。柄は、縞柄(しまがら)や格子柄など様々で深い光沢と、軽さと丈夫さが特徴です。

越後上布(えちごじょうふ)

新潟県南魚沼市に古くから伝わる最上級の麻織物です。素朴でありながら、上品さを感じられます。盛夏の逸品です。平成21年、小千谷縮(おじやちぢみ)とともにユネスコ無形文化遺産に登録されました。

小千谷縮(読み:おじやちぢみ)

上越上布を技術改良した最高級の麻織物です。撚り(より)が強い糸で織った糸を雪に晒す(さらす)と、撚りが水分を含みます。水分を含んだ布には「シボ」ができる、ということを利用した織物です。(シボとは一般的にシワ模様のようなものです)

黄八丈(きはちじょう)

八丈島に自生する草木を染料とした草木染織物です。絹糸を「黄」「樺色(かばいろ)」「黒」の三色に染め上げ、手織りによって織り上げられています。粋な縦縞(たてじま)、格子柄は日常着としても広く親しまれています。

牛首紬(うしくびつむぎ)

主に石川県白山市白峰地区で生産されている紬の織物です。二匹の蚕が入っている「玉繭(たままゆ)」から紡ぎ出した堅牢(けんろう:しっかりしてること)な糸で織られた、しなやかで丈夫な生地が特徴です。その堅牢さは、「釘抜き紬」とも称されるほどです。

加賀友禅(かがゆうぜん)

加賀五彩(藍(あい)・臙脂(えんじ)・草・黄土・古代紫)と呼ばれる艶麗(えんれい:華やかで美しいこと)な色彩で彩られた織物です。花や植物、風景など自然をモチーフにした写実的なデザインが施されています。日本を代表する芸術的な染め技法です。

西陣織(にしじんおり)

西陣織は、応仁の乱で西軍が本陣を置いたと言われる京都の「西陣」で生産される先染め織物の総称です。日本の織物の最高峰として、12の織り技法が伝統工芸品の指定を受けています。

刺繍(ししゅう)

刺繍は特に中国では3000年以上前の「刺繍の記述」が残っていることから、古くから存在していることが知られています。伝統的な手刺繍には手刺繍の良さ、精密な機械刺繍には機械刺繍の良さがあります。

博多織(はかたおり)

鎌倉時代に、博多商人の満田弥三右衛門が、宋から帰国した際に、「唐織の技法」を持ち帰りました。博多織は、唐織の技術を改良した織技法です。江戸時代に反物や帯が、江戸幕府に献上されるようになったことで、「献上博多帯」という名前が生まれました。

大島紬(おおしまつむぎ)

大島紬は、奄美大島発祥の伝統的先染め織物です。製作工程は、30数工程あり、ほとんど手作業により作られます。工程には、図案調整や糸操り、整経、糊張りなどがあります。

琉球紅型(りゅうきゅうびんがた)

琉球紅型は、琉球地区の代表的な染め技法です。古来から伝わる染め・織りや他国との交易や文化交流の中で発展してきました。原材料は、自然色を用いています。手作業から生まれる美しい色合いは、風土を体現していると言えます。

琉球絣(りゅうきゅうかすり)

琉球絣は、多種多様な幾何学模様の図柄が特徴です。柄色は涼感を感じます。沖縄の職人が丁寧に糸を織り上げ作ります。職人による大変手間のかかる作業によって、軽いのに丈夫で長くきられる琉球絣が完成します。

久米島紬(くめじまつむぎ)

久米島紬は、平成16年に国の重要無形文化財に指定されました。指定条件は、「糸には紬糸または、引き糸を使用」「天然染料を使用」「絣糸は手括り」「手織り」と厳しくなっています。

桐生織(きりゅうおり)

「西の西陣、東の桐生」と言われています。明治頃には、ジャガード機などの当時の最先端技術をいち早く導入しました。最近は近代的は生産体制を確立し、その素材を生かした織りは海外でも好評とされています。

塩沢紬(しおざわつむぎ)

塩沢紬は、十字の亀甲の上品な絣柄と、「シボ」のある地風が特徴の織物です。新潟県南魚沼市などの豪雪地帯に住む人々の根気と忍耐から生み出されたとも言われる織物です。さらりとした手触りが魅力的です。

辻ヶ花染め(つじがはなぞめ)

辻ヶ花染めは、戦国時代の武将や、上流階級の小袖に施された染め技法です。友禅技法の普及により徐々に姿を消していきましたが、「幻の花・辻ヶ花」とも称されました。現代もこの花に魅せられた職人により製作されています。

江戸更紗(えどさらさ)

型紙は、通常でも30枚、より精密なものでは300枚を使用します。江戸更紗は、染色技術の極みとも言われています。図案には、人物、鳥、草、花などがあります。トーンは渋く、エキゾチックな感じのものが多いよう。

江戸小紋(えどこもん)

江戸小紋の始まりは、室町時代とされ、江戸時代には、全国から集まる大名の裃(かみしも)に柄を入れて染めるようになりました。各大名は、型紙を使用して染める多彩な柄の精巧さや緻密さを競い合っていました。

櫛引織(くしびきおり)

「能」に用いられる装束に、「水衣(みずごろも)」があります。水衣は、揺らぐ縦糸と緯糸で表現された織物です。櫛引織は、この水衣を現代の着物の素材として、試行錯誤を重ね、復元、完成された織技法です。

京友禅(きょうゆうぜん)

京友禅は、元禄時代に、扇絵師の宮崎友禅斎が考案しました。染色、刺繍、金銀箔などの技術を集約し、多彩な技法で表現された鮮やかな染め技法です。本格的なものは、完成まで30工程近くあるものもあります。

久留米絣(くるめかすり)

久留米絣は、日本三大絣の一つです。木綿の持つ温かく優しい肌触りと風合いが魅力です。素朴な絣柄が美しく感じます。着ればくるほどに肌になじみ、模様の色合いも冴えてくるため、日常的に着るにはぴったりです。

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